セールス電話へのスマート対応 公務員の困りごと講座【若手公務員の方むけ】


職場でのこのようなお困りごとに応えます。

  • 勤務時間中に、職場にかかってくるセールス電話が多くて困っている。
  • いくら断っても、なかなか電話を切ってもらえず仕事が進められない。
  • こちらから電話を切ったら、そのあと何度も電話がかかってきて困ってしまった。

この記事を書いているのは、関東地方の県庁で30年間公務員として働き、独立したキャリアコンサルタントです。県庁では主に産業労働分野で、企業誘致や中小企業支援をしていました。

仕事をしている時に、特定の職員に対して投資用マンションの勧誘電話などがかかってくるようなことはよくありますよね。

鳴り響く電話

「〇〇さんですか。いま公務員の方にお得な情報を案内させていただいています。節税対策にもなりますので、お話だけでも聞いていただけませんでしょうか。」など。

私自身も、県庁では産業振興の仕事をしていましたので、セールスマンとしての立場もわかる一方、忙しい時には少し迷惑な気持ちにもなってしまいます。

そこで、お互いに嫌な気持ちを抱かないで済むような、スマートな断り方について提案します。

もくじ

  • 1 お断りのフレーズはこれだけ!
  • 2 こんなときどうする?
  • 3 まとめ

1 お断りのフレーズはこれだけ!

たいていの場合、このような対応で大丈夫です。

職員:「申し訳ありませんがお断りします。たいへん申し訳ありませんが、電話を切らせていただきます。ごめんなさいね。失礼します。」

言ったあとは、間を置かずに、職員の方からていねいに受話器を置く。

経験上、3回に1回くらいの割合で、同じ相手からすぐにまた電話がかかってくるものです。

セールスマン:「さきほど、お電話が切れてしまったようなのですが・・・・」

この場合には、次のように応答してください。

職員:「先ほどの方ですか? 申し訳ありませんがお断りします。たいへん申し訳ありませんが、私の方からお電話を切らせていただきます。ごめんなさい。」

このように言った後、すかさず、静かに受話器を置いてください。

「どうして、こちらから『申し訳ない』を連発しなければならないのか。迷惑なのはこっちの方なのに!」と思われる職員もいらっしゃるでしょう。

ここでいう「申し訳ありません」という謝罪の言葉は、こちらの非を認めるものではなく、道義的な意味での「謝罪」の言葉です。

いわば、相手への同情やお見舞いの気持ちを伝えるための「謝罪」と思うようにしてください。

2 こんな時どうする?

① 質問されたら答えたくなってしまう

「お断りします」と断っても、

「どうしてですか?」

「お話だけでも・・」

など、職員に対して質問が返ってくるものです。

このように質問口調で言われると、職員側としては何かしらの返答をしなければ失礼であるような気持ちになって、こちらから電話を切るタイミングを逃してしまう結果、長引いてしまいがちです。

このような “お客様への質問形式を使ったセールス手法”は、もっとも基本的な勧誘テクニックです。

なので、どのような質問をされても、たとえ相手のお話を遮ってでも、一方的に、上記のお断りフレーズをひたすら繰り返すようにましょう。

そして、すかさず、静かに受話器を置いてください。

② 一時しのぎの言い訳はしない

「どうしてですか?」などと質問された場合、やはり何か理由を言わなければと思いがちになります。

例えばこのような一時しのぎの理由で断わった場合、どうでしょう。

職員:「いま忙しいので・・・」

職員:「いまは勤務時間中なので・・・」

職員:「いまは、投資のための余裕資金はないので・・・」

すると、次のような言葉が返ってきます。

セールスマン:「では、何時頃でしたらお手すきでしょうか? かけ直しますので教えてください。」

セールスマン:「〇〇さんのように、お金に余裕のない人にこそご紹介したいお話なんです。」

たいていこのように、先方のセールスマニュアルどおりに話が展開していくことになります。

一時しのぎの断り方は、「別の時にかけてきてください」「資金余裕があれば話を聞きます」と言っているのと同じなのです。

3 公務員として紳士的な対応を

さまざまな業者の方からのセールス電話は、こちらが忙しい時ほど迷惑に感じてしまうものです。

議会答弁の局長調整作業の真っ最中にかかってきたりすると、なかなか冷静ではいられませんよね。

一方、このようなセールス業務に携わっている方々も、相手に「迷惑をかけたい」と思っているような人は誰一人としていないはずです。

中には、電話をかけるたびに断られ続け、ストレスを抱えながらコール業務だけをしている人も多いと思います。

できる限り、こちら側も少し心に余裕を持つように意識して、このような相手側の事情にも心を配ることができればと思います。

公務員として、よりていねいに、より冷静に、一人の人間として品格を感じさせるような紳士的でスマートな対応ができれば理想的だと思います。

紳士的な態度


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ABOUTこの記事をかいた人

NORI(ノリ)

元県庁職員でキャリアコンサルタントをしています。公務員の皆さんの"人生戦略”や”キャリアの自律”を応援する記事を書いてます。キャリアコンサルタント(国家資格)、キャリアコンサルティング技能士2級(国家資格)、中小企業診断士(国家資格)、産業カウンセラーの資格は県庁勤務の時に取りました。